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一月二十一日 雨
月曜日に見たNHKテレビのプロフェッショナルでかけはぎの職人さんがつぶやいた言葉「お客さんに育てられるんだよ」
その言葉を聞いて、洋裁店をしていた時の事を思い出しました。

私の場合は大分授業料を払ったと同じ結果になったのですが。

戦後間もないころのお客様に東芝の秘書をしていたと言う方がいました。
帽子は銀座の名店の物、お召し物も有名店で仕立てられたものでした。
でも退職された後我が家に来られたのです。
美しい上品なお客様に嬉しくなりましたが、それまで経験したことのない難しいお客さなでした。
当時今の様なブラジャーがない時、ご自分が綿を使って作ったバッドを入れたブラジャーでの仮縫い、美しい線が出るまでの訂正とエリは左右の形が同じに出るまでの訂正で、洋裁学校で習った型紙では収めきれないのです。
でも何とかお気に入るように出来上がったので、注文が続いて有りましたが、問題が出ました。
お仕立て代のお払いが遅れるのです。
でも注文は次々と来て色々と勉強させられましたがそのうちに越されて居所がわからなくなりました。
代金は積り積もって当時の貨幣価値では相当な6,000円になっていました。
夏のワンピースの仕立て代が800円の頃です。
その当時は損をしたと言う感じで居ましたが後になってその方に合わせられるようにと考えた仮縫いの方法を使って仕立てるためか、お客様から信頼を受けるようになりましたので、好い授業を受けた授業料だったと思えるようになり、その後難しいお客様に逢う事が苦労ではなくなりました。
今ても当時の様子が昨日のように思い出されます。
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いち子ばーば

Author:いち子ばーば
昭和一桁の好奇心いっぱいのばーばです
十代から洋裁、三十半ばでリボンフラワー四十でフラワーデザイン、四十七歳で出逢ったエッグ・アートが縁でウクライナ刺繍に出会い以来ウクライナ刺繍に夢中です

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